社会人ミュージカル劇団カスタリアの団日誌~82

こんにちは、竹内彩乃です.

とうとう6月に入りましたね!🙀

キャストオーディションをして

初めて台本読みをしたのが8月。

これまで6月の公演のために半年以上稽古をしてきましたが、

長いようでとてもあっという間でした。

2月ごろの稽古動画を見返してみたのですが、話し方、動き方、全てに違和感を感じ、少しずつでも成長しているんだなと思いました😂

本番ではどんな失敗があっても、役から離れず役として柔軟に対応できるよう努めていきたいです。

自分を信じて、みんなを信じて

もっと成長できると思いながら

最後まで駆け抜けていきます!

・・・・・・

このミュージカルをやるにあたり

生と死、子育て、家族関係、高校生の悩み、親の再婚など色んな事を調べて考えてきました。

その中でも、

先日テレビを見ていたら

こうのとりのゆりかご という赤ちゃんポストの話がやっていたので紹介します。

賛否両論ある中で、遺棄事件をなくそうと作られた赤ちゃんポスト。

育てる事ができなかった親が生まれたばかりの赤ん坊をポストに預ける。

それは育児放棄では決してなく

その子の幸せを願ってのこと。

そこで成長された方は今、里親に引き取られとても幸せそうで、

自分を育てたいと思ってくれる人がいて、愛情いっぱいに育ててくれる人がいるというのは当たり前ではなく、とても幸せな事なんだなと感じました。

「綺麗事で人の世話はできない」という言葉をどこかで見ましたが、

子供を産んで育てている友達や働きながら子育てをする職場の上司を見ては母親って偉大だな、と尊敬します。

そんな素晴らしい事をするには大きな覚悟が必要であり、

その反対に、堕胎するにも様々な理由があるんだと思います。

なにが正解かは分からないけれど

これからの人生で、いざ命の選択を迫られた時、生まれてくる子供のことを考えてその子が幸せになれる様な判断ができる大人になりたいです。

私は今実家暮らしなのですが、稽古や習い事で帰りが遅くなる日にそろりそろりと玄関を開けて家に入ると

ちゃんとラップに包まれた私の分の夕飯が置いてあります。いつもなんとも言えない気持ちになります。

ごめんなさいとありがとう。

私にとって家族は常にその二つの言葉がそばにある存在。

私の演じる麻衣という役は自ら命を絶ちながらも家族への愛は誰よりも大きく、捨てられた子供に対してとても敏感な人間です。

そんな麻衣役に最近はとても親しみを感じます。

6月公演オーブに出てくる登場人物もそれぞれの役に生い立ちがあって、役によって色んな思いが描かれている作品です。台詞がない動きだけでも色んな背景を持った子供が表現されています。

先程の赤ちゃんポストに入る様な子、幼いながらに命を落とした子、人生を全うした人、堕胎された子など生まれた命、生まれなかった命、どんな生涯を送ってきたのかなど考えながら見て頂けるとさらに面白いと思います。

長くなりましたが、私達のオリジナルミュージカルが誰かの心に届く様に、あと少し頑張ります。

応援宜しくお願いします!

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