似ているのは表に出ている部分だけ。霧島公の根っこ
演じる霧島公と自分は、人に期待しない・感情的にならないという点で似ている。そう思って台本を開いたら、まるでやりづらい。似ているのは表に出ている部分だけで、根っこがまるで違うと気づいた稽古の話です。
稽古日誌 #200

梅雨みたいな秋ですね。皆様、いかがお過ごしでしょうか。
今回の日誌は、お寿司大好き、宮西りえが担当します。

9月の最終週となり、ついに今週から日曜稽古がスタートしました!
稽古時間が増えて、ありがたい反面、本番まで残り10週間という事実に震えます。
10週間、毎日稽古があったとしても足りない気がして、ちょっとぞっとしますが……
でも、やれることは全部やりたいと思っています。
今週の稽古では、新たに2つのナンバーの振り入れがあったり、
各チームごとに抜き稽古をしたり、ナンバー稽古をしたりしました。
みんな、それぞれの役に真剣に向き合っているのが伝わってきて、
10年間カスタリアでやってきた古株の私としては、劇団の成長を感じて結構感慨深いです。


そして今週、心に残ったのは、
「みんなが役者として輝いてほしいんです。
自分の役がお客様に愛されるためには、どんな風にしたらいいんだろう。そんな風に考えてみて」
という、演出家・真由美さんの言葉。
……ありがたい。なんとありがたい言葉。
蘭というキャラクターについては、これまでもたくさん考えてきましたが、
もう一度、違う視点から考え直してみるぞ。

毎回の稽古で、必ず新しいチャレンジがあって
同じ芝居なんて、一度もない。
相手をちゃんと受けて、返す。
みんなでそんな芝居を作れたらうれしいなと思います。
歌は、やっとだいぶ発声の感覚がわかるようになってきました。
こつこつ基礎練をしてきた成果が生まれたのか。いやまだまだです。


……と、ここまで書いていて思う。
ああ、頭が回らない。全然回らない。
でも寝る前に、セリフを確認して、ナンバーを練習して、動画も見直さなければ。
どうしたらいいの。
未来予想図が見えない。
AIに稽古日誌を書いてもらうか。
……だめだ、だめだ。
眠い。眠い。
クエン酸が欲しい。
疲労回復したい。
体がふたつ欲しい。
中年世代って、こんなに忙しいんですか。
ああ、貴重な稽古時間。
大事にしたい。


平日は仕事や学業、家庭のことに追われる私たち。
1週間は飛ぶように過ぎ、気がつけば、もう週末。
夕方から始まる稽古も、あっという間に終わります。
どれだけ自分が進歩しているのか、不安になることもあります。
それでも、確実に前に進むために、稽古に励む。
その繰り返しです。

残り10週間。
どうにか頑張って這い上がっていく私たちを、どうか見てほしい。
せっかくお金も時間も使って観に来ていただくのだから、
「観に来てよかった」と思っていただける舞台にしたい。
本番まで、あと10週間。
まだまだ、頑張ります!
私、宮西りえは、REDチーム公演で、シェアハウス最年長の女性・蘭を演じます。
ぜひ劇場に会いに来てね。
この時期の公演 第9回「金曜日の食卓」
演じる霧島公と自分は、人に期待しない・感情的にならないという点で似ている。そう思って台本を開いたら、まるでやりづらい。似ているのは表に出ている部分だけで、根っこがまるで違うと気づいた稽古の話です。
蘭と凪が歌うM17「理想と現実」の振り付けをしました。本音と建前の間で揺れる登場人物たち。演じる春は、嫌われたくない一心で顔色をうかがいながらも、傷つくことを承知で関係に踏み込んでいく女の子です。
「金曜日」と「食卓」から連想したこと。茗荷だけのサラダで思い知った、それぞれに役割があるということ。そして百回の個人稽古よりも、稽古場で皆と合わせる一回に価値があると感じる理由について。