稽古日誌

ミュージカル劇団カスタリアの団日誌~180

2月7日稽古の日誌を担当します、田中あゆみです。

昨年の本公演では、矢野という猫役を務めさせていただきました。
お越しくださった皆様、誠にありがとうございました。
あれから猫の動画を観る習慣が抜けず、可愛すぎて一緒に暮らしたいのか、
猫になりたいのか猫に飼われたいのか、情緒乱れる今日この頃です。

通常稽古に戻った私たちは、地道に基礎訓練を積んでおります。

私の苦手は多々ありますが、踊りですと胴体をしなやかにクネクネするやつと、
上と下にかっこよく刻むやつ。
先生を真似して見比べてみてもおまえどないなっとんねん、ということで、これからもこの乖離を追求します。

歌唱とお芝居の稽古では、どちらにも共通の台本を与えていただき、
台詞から歌への繋げ方、相手へのバトンの渡し方、コーラスの作り方、言葉の置き方、
などを勉強しています。

今回の楽曲は三重唱なのですが、とっても難しいところがとっても楽しいです。
もちろん思い通りには全くいきませんが、自分の声が曲の中で、他の声の中で調和できたと感じられた瞬間は、曲の中に居場所を見つけたような感覚で、この上なく嬉しいです。

この台本に取り組んでいると、過去お世話になってきた先生方の顔が浮かびます。
あのリーゼント先生、怒鳴り散らしてたけど温かくて繊細な人だったなあとか、
横澤夏子さんみたいな音楽の先生、ネタのまんまだし一生懸命口を縦に開けさせてくれたなあ、など。
そしてこの作中の人物のように、私にも転機となった先生との出会いがありました。
将来の夢とは少し違う、こんな人生を生きてみたい、とそれまで想像もしなかった世界への憧れを抱かせてくれた方でした。

そんな記憶を辿っていると、ふと考えます。
あの頃の自分の気持ちに、今の自分は応えられているのだろうかと。

この作品の曲中には、深く残る歌詞がたくさんあって、
その意味に考えを巡らすのはとても楽しいことです。
一方で、「人生はいつか終わる」という真っ直ぐな歌詞もあり、この頃の自分にはなんだか響きます。

自分の人生も大切な人々の人生もいつか必ず終わる。そう思うと、劇団員としての時間もそれ以外の時間も、日々できる限りを尽くさなければと改めて感じます。

そんなこんなで私たち、各々の課題にもがきながら楽しみながら、
午年まっしぐらに走り出しました!
つやつやサラブレッドを目指し、次回公演へ向けて一同励んでまいります!

田中あゆみ

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